儚さは白

白は始まりの色。

日々の戯言

私用メールの業務感

携帯電話を手にしたのは高校に進学したときだった。確かW56Tという機種名で、Winシリーズを示すWの文字が時代を感じさせる(Tは東芝のT)。スマートフォンもまだ普及しておらず、当然アプリなどという言葉も広まっていないそんな中、ワンセグ搭載に目を輝かせ…

美しさは作家さんに任せます

ようやく新学期のリズムにも慣れてきて、時間に余裕が持てるようになってきた。買うばかりで、消費が追いつかなかった本たちにもようやく手をつけ始めることができて一安心。読書をしていると、日本語を母語としているのにも関わらず、まだまだ知らない表現…

都会に感じる居心地の悪さ

もとより人混みが苦手。自分の好きなように動けない不自由さと、向けられているはずのない視線を感じてしまうこの性格が相まって、自然と人の少ない方へ進んでいく傾向がある。おそらく、一人で出歩くことが多いからだろうね。誰かと出歩くなら、注意はその…

つい反応してしまう数字

自分の誕生日の数字にはつい目が止まってしまうね。今日も、地下鉄に乗っているとふと1993年の文字に気付いた。同い年の地下鉄に運んでもらった謎の感慨深さがあった。考えてみれば、自分の周りにあるものは新米ばかり。iPhoneはまだ出会って二年。手帳と財…

宇治抹茶ラテの安売りに誘惑される昼下がり

そこそこに不味いっていうのがたまらない。水だけでは限界があるのかな、やっぱり。匂いで味が分かるっていうのはあまりにも不確定な表現だけれど、食欲は視覚と嗅覚に依存する部分が大きいと思う。鼻が少し利くからか、香水の匂いや香りの強い制汗剤からの…

風呂あがりはいつだって冷静

ふと周りを見渡してみると、皆の視線はスマートフォンに注がれていた。学生も、世のお父さんも関係なく。「あぁ、こんな風に見えているんだ」、と。自分の世界を小さくしているのかもしれない。いつか大事なものを見逃してしまうかもしれない。外の世界でス…

徒然なるままに

自分の気持ちを自分の言葉で表現するのって難しい。中学生の頃、ブログを開設した。当時はまだSNSも普及しておらず、時代は空前のブログブーム(を少し過ぎた辺り)。ミーハーな少年たちはブログを次々と立ち上げた。互いの記事にコメントをし、翌日学校で盛り…