儚さは白

白は始まりの色。

人はピンチに陥るほど笑う

iPhoneをトイレに落としました。トイレに。

どのように落ちたのかも分からない。気付くと、iPhoneが水面に浮かんでいました。もしかしたら誰かが紛失したiPhoneが、どういうわけか自分のアパートのトイレに辿り着いたのではないかとも思いました。違いました。鈴木のiPhoneに間違いありませんでした。

必死にトイレットペーパーで水分を拭き取ると、iPhoneがいい匂いになりました。これだけでも落とした価値があるかもしれません。防水機能のないiPhoneは奇跡的に生きていました。数十秒前まで便器の中にあったiPhoneに思わずキスをしそうになったのは内緒の話です。

落としても大丈夫だなんて。やるじゃん、iPhone

そんな勘違いをした瞬間を悔やみたいです。音が出なくなりました。先生、ぐうの音も出ないとはこういうことでしょうか。

イヤホン挿入口に侵入した水を、iPhoneはイヤホンが挿されていると誤認していました。iPhoneさすがです。必死になってググりました。ティッシュをこよりとして使って水分を吸い取らせると良いらしいです。ドライヤーの風も当ててあげました。将来の過保護候補です。

スピーカーから音が出たときの感動たるや。一人でバンザイしてました。バンザーイ、バンザーイ(虚ろ目)

イヤホンジャックってトイレに落としたときのためにあるんですね。買います。