儚さは白

白は始まりの色。

『日々ロック』を観た


肌にあたる空気は、冬の匂いがする。
夜になると吐く息は白くなり、朝はなかなか布団から出られない。

何度目の冬だろう。
毎年同じようにやって来ているはずの君を、今年も思い出すことができなかった。君は僕をいつも驚かせる。

冬ってこうだったな、と。

今日は学校帰りに『日々ロック』を観て来た。ロックの映画だ。

浅く、易しいストーリーだったかもしれない。ただ、最高だった。

最高だった、この一言が僕の全てだ。

映画はいい。場内の観客と感情を共有できる、今となっては少し古めかしいそのスタイルがたまらなく好きだ。

明日もいい一日になりますように。