儚さは白

白は始まりの色。

森見登美彦作品の舞台を巡る(雪の京都編)

京都2日目。
今日も森見登美彦作品の舞台を駆けまわりました。

しかし、太陽の塔がある万博記念公園は今日から年末年始の休園らしく、しぶしぶ行くことを諦めました。



まずは、関西電力(株)夷川発電所です。

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みんな大好き偽電気ブランはこの発電所の裏で造られています。明日こそは電気ブラン飲むゾ!

少し歩くと、熊野神社が見えます。ここは魔王杉のある神社ですね。魔王杉に化けた弁天が赤玉先生を騙したあの事件の現場です。
それにしても、赤玉ポートワイン(赤玉スイートワイン)はどこで買えるんでしょうか。スーパーにあるのかな……。

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さて、叡山電車に乗るのをすっかり忘れていました。天狗がいると噂の鞍馬寺へ行きます。

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こ、これが叡山電車。待ってください、偽叡山電車かもしれません。トロッコみたいな電車を想像していたので、ちょっと拍子抜けでした。そうか、これが叡山電車か。

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鞍馬駅に着いたはいいのですが、どうも様子がおかしい。いえ、実はその数駅前から、窓外の景色に異変が起きていたのです。雪です。ゆき・YUKI・雪。末端冷え性最大の敵が雪というのは有名な話で、畏怖さえも感じてしまう強大な冬の敵です。

嗚呼、恐ろしや。

鞍馬寺までの行き方は、山道を歩くパターンとケーブルカーを利用するパターンの2つがあります。
しかし、今日は天気が悪すぎて山道は通行止め。ケーブルカーに無料で乗れるという鞍馬寺のサービスに感服いたしました。

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「本当にここは京都なの?」と車内で一人呟きます。見るからに寒そうです。

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鞍馬寺では今年初となるおみくじを引きました。2013年も残り僅かですが、大吉らしいです。やっぴ〜

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そして、天狗いました。

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こいつが鞍馬の天狗、赤玉先生の敵です。何て悪そうな顔をしているんでしょう。

非常に、非常に寒かったので、これ以上の長居はせずに市街地へ戻ることにしました。叡山電車のシートはあったかでしたよ。エクセレント。

さあ、知恩寺です。ここは何としても来なければいけない場所でした。なにせ、鈴木が雨宿りをしたお寺なんですから。四畳半王国見聞録の話です。

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ハロー、哲学の道。「なるほど、なるほど。これが哲学か」と言いながら歩きます。ここは春に訪れたいですね。桜の木だらけです。道の途中に、ありがたいフィロソフィストのお言葉が刻まれています。

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人は人 吾はわれ也 とにかくに 吾行く道を 吾は行くなり

ふぃ、ふぃ、フィロソフィ〜〜!素晴らしいお言葉です!最高にクールです!

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大変に感激したのち、銀閣寺へ向かいます。有頂天家族に金閣銀閣が出ていましたからね。それだけの動機です。妹の夷川海星ちゃんはカワイイです。

僕は苔を見るのが好きなので、銀閣寺はとても趣向をそそられます。けれど、「銀粉の入った日本酒」を売っていた売店にはがっくりしました。銀閣寺はそんなミーハーじゃダメ!

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バスに乗って祇園で降ります。八坂神社です。下鴨家や弁天が作品では初詣に訪れました。年末年始の参拝の準備中で、テキ屋だらけでした。もしかしてここはお正月にかっけこをする神社ですか?どうなんでしょう。

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それから、ラブホテル街のすぐ側にある神社にも足を運びましたよ。迷っていたら発見したんです。神社に行けばお参りをする。お参りをしたいときに神社が現れる。「知っている道に出してください」

安井金比羅宮という名前のお宮でした。

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今日の天気はよく分かりません。朝(晴れ)→鞍馬(雪)→哲学の道(くもり)→銀閣寺(晴れ)→祇園(雨)→

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最後は雪です。なんじゃそりゃ。

昨日に引き続き、京都はとても寒かったです。傘を買っておいてよかったなと思いました(おしまい)。