儚さは白

白は始まりの色。

デジイチをぶら下げて水族館に行き惨敗した休日


とてもショッキングなことがありました。家にいては心が壊れてしまいそうでしたので、とりあえず外に出ようと思い、向かったのは水族館。

とにかく見渡す限りに人がいてつらかったです。まず、入場券を買うのにも長蛇の列ができていました。僕は人混みが限りなくダメなので、この時点で帰りたかった……。でも帰ったらもっとつらい。

中に入るとさらに増える人。イルカの水槽前には大勢のカップルやファミリーがいて、なんて場所に来てしまったんだと悲しくなりました。救ってくれるのはイルカだけです。


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水族館に行くことを決めた最大の理由は写真を撮ることだったのですが、レンズフードをガラスに接写させるにはそもそも自分が最前列に行く必要があり、人混みの中でそれを行う気力がなかなか湧いてきませんでした。完全に行く日を間違えました。キッズ最優先です。


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偏頭痛は止まらないし、どうして混雑が苦手なのかを考え、つらくなりながらもペンギンに会えば治るかもしれないという希望をもってルートを進みます。

ペンギン水槽前、大混雑。


もう泣きたくなりました。しかもペンギン、水中ではめちゃくちゃ速いです。写真どころじゃありません。空いているだろう平日にまた行きます。シャッタースピードどうすればよかったんだろ。


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水族館は難しいです。撮った写真の7割がぶれたりボケたりしていました。絞りすぎたのかな……。水槽ごとに設定をいじっていかないといけないのも大変ですよね。


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とにかくカメが可愛かったです。


水族館を出ると旦那に怒り狂っている奥さんがいました。闇を見てしまった罪悪感から、フィクションの世界に入り込まねばならないという使命感を無駄に感じてしまった僕は都心の書店に駆け込みました。気になっていた漫画、『もぐささん』が一向に見つからなかったので、筒井康隆の『パプリカ』を買いました。

もぐささん 1 (ヤングジャンプコミックス)

もぐささん 1 (ヤングジャンプコミックス)


パプリカ (新潮文庫)

パプリカ (新潮文庫)


ここで帰らないのが病んでる証拠。疲れた足に鞭打って買い物へ。

店先で服をちらっと見ていたら、関西人のお兄さんに「兄さん、どういうの探してるんですか」とノリノリで話しかけられました。お店のテイストと全くマッチしていないそのテンションに惹かれてしまい、15分後にはレジにいました(おかしい)。あれがセールストークというやつですか。お兄さんは意外とセンスよかったです。売れ残りの商品を買わされそうになったら逃げてやろうと常に準備していたので無駄に疲れました。

今日のお出掛けで少し気が紛れました。また1週間頑張れそうです。

カメラを持って一緒に出掛けられる友だちをつくりたい……。


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