儚さは白

白は始まりの色。

コロナとウズベキスタンと私

ウズベキスタンは砂漠と青の国だと聞いた。砂漠と青ってなんだ?空と砂漠のコントラストがきれいなのか?と思って調べると、青色のタイルが見事なモスクの写真が並んでいた。ペルシアの顔料と中国の陶磁器が合わさることで青の都が生まれたらしい。街の名はサマルカンド。サマルは「人の出会い」、カンドは「街」の意。空も青いという。速攻でフライトを予約した。この目で青を見るんだという謎の使命感が湧いていた。青ってなんだ?概念か?

 

 

年が明けて2020年がやってきた。新型コロナウイルスもあっというまに広がった。各国が次々と感染拡大の防止に向けた策を講じ、ウズベキスタン行きの航空券もキャンセルとなった。

 

 

青は待ってくれるだろうか。いまもそこにあるのだろうか。仕事の忙しさもウズベキスタンをモチベーションに乗り越えてきたのに、なんでこうなっちまうんだ。

 

 

旅は平和だからできるんだって、そう思いました。はやく静まって、平和だねって言いたいね。