儚さは白

白は始まりの色。

横たわった瞬間に一日は終わってしまう

 

家に帰ってバタンキュー.そんな生活が続いている.大変哀しい.

 

この現状をどうにかできないものかと,ここ数日考えていた.

 

ベッドで寝転んではいけない!!

 

考えに考え抜いた結論がこれである.なんと単純かつ当然の帰結であろうか.しかし,よく考えて欲しい.横にさえならなければ意識を持続させられる時間が延びるということを.

 

これは仮定にすぎないが,おそらく人間は横になるとダメになる.ここで表している「ダメ」というのは「堕落」に近いニュアンスだ.

 

横になった人間の行動は制限される.なおかつ,血が頭に上り,過剰に脳へ流れる血液のせいで頭は(きっと)重くなる.ぼーっとする.眠くなる.こうして気付いたときには朝陽が窓から部屋に照りつけ,「あれもこれもやっていない!」,「やろうと思っていたのに!」と後悔をする羽目に(きっと)なるのだ.

 

もちろん医学的な知識も,心理学の見地も持ちわせていないので確かなことは不明だが,「横になったらダメだ」という感情は日に日に強くなってゆくばかり.勢いでベッドを捨ててしまおうかとも思ったが,三秒ほどで思いとどまった.今日の寝床は明日の寝床.寝床なければ眠れない.

 

 

そもそも,横たわったらダメになってしまうのは,一つの部屋に本棚もテレビもベッドも机も置いているからではないのか.ワンルーム生活が根本の問題なのではないだろうか.部屋に入り,ベッドに座る.そのまま倒れる.ダメになる.まさしく負のスパイラルだ.

 

 

そこで隣の空き部屋に机と椅子を持ちこみ,その部屋を生活の主戦場とすることにした.平日の夜なんて,勉強するか本を読むかPCを弄るくらいしかやることなんてない.ジョギングをする場合は外に出るわけで,ベッドを目にしなければ万事解決であろう.

 

やってやるぜ!脱ダメ人間!

 

これからは一人二部屋の時代がやってくるね.