儚さは白

白は始まりの色。

2013-01-01から1年間の記事一覧

森見登美彦作品の舞台を巡る(京都やっぴ〜編)

念のため説明させていただきますが、「やっぴ〜」とは、「やったー」と「ハッピー」の状態を同時に表す造語です。 京都も今日で見納めとなりました。京都だけに。朝、二晩を過ごしたホテルから外へ出ると、青空が見えました。初日は雨に、二日目は雪に泣いた…

森見登美彦作品の舞台を巡る(雪の京都編)

京都2日目。 今日も森見登美彦作品の舞台を駆けまわりました。しかし、太陽の塔がある万博記念公園は今日から年末年始の休園らしく、しぶしぶ行くことを諦めました。 まずは、関西電力(株)夷川発電所です。 みんな大好き偽電気ブランはこの発電所の裏で造…

森見登美彦作品の舞台を巡る(雨の京都編)

とうとう冬休みに突入しました。 年の瀬ではありますが、実に8年ぶりとなる京都を訪れています。 冬の京都、かなり寒いです。 今回の旅の目的は3つ。?森見登美彦作品の舞台を巡る(タイトル通り) ?京都伊勢丹にあると噂のひよこちゃんショップへ行く ?電…

奥三界岳

こんばんは。 ついに朝方の気温が零度に近づいてきました。 布団が冬唯一のお友達、ゴルベーザすずきです。突然ですが、先月登った山について書くことにします。 11月の中旬でしょうか。紅葉を満喫しながら登山をしようと思い立って、岐阜県にある奥三界岳と…

芋を焼くということ

みなさんこんばんは。 今日は就職活動の合同説明会が開催されたそうですね。 その時間は畑で焼き芋をしていました、ゴルベーザすずきです。 数週間前から、「秋が終わる!焼き芋をしないと!」と焦っていたのですが、とうとう天気や都合に恵まれないまま冬を…

秋もおしまい(おしまい)

一日の半分はこたつの中で過ごします、ゴルベーザすずきです。すずきは大きなスーパーの一角にある小さなお店で料理を作るアルバイトをしています。今日は衣料品コーナーで使わなくなったハンガーを従業員の人にプレゼント(処分)するイベントがありました…

恵那山(神坂峠−広河原ルート周回)

再来週に予定されてる「人が少ない山に登る会(二名)」に備えて、八月の十勝岳以来となる登山へ行ってきました。先日にようやくカメラを買い直し、やっとこさ休みも来て、そんなこんなで選んだ行き先は恵那山。いつもの如く地図を眺めていたら、中央アルプス…

カメラの話しましょ

初めてカメラを持って出掛けた記憶は小学校の修学旅行。使い捨てカメラで京都と奈良を観光したなあ。確か24枚撮りで、一枚一枚を大切にして撮影した思い出がある。取り放題の今では考えられない話だけど、ちょっと懐かしくて、それと同時に、今となってはち…

海外旅行保険のススメ

先日、保険会社から保険金の見積もりが郵送されていた。か……かなりの額を払っていただけるみたい。保険に助けてもらったからこそ分かるありがたさ。万が一のための保険を、万が一だからと言って加入しないのは甘い考えだと思う(あまちゃんの最終回よかった)…

秋が挨拶に来た

9月の初旬に帰国したのがもう懐かしい。あまりにも夏休みにスケジュールを詰め込み過ぎたので、少しゆっくりしようかと思ったものの、それはあまちゃんな考えだったみたいです。盗難物の再発行や保険の申請、新学期の手続き、あれやこれやと動きまわっている…

ドイツでの思い出

しばらく滞在したヨーロッパ。旅のルートもほとんど決まっておらず、イギリスから帰国しよう程度のプランニングで日本を発った。正直、ドイツは広かった。どこへ行っても見どころだらけ。人柄も良く、とても過ごしやすいという印象を持った。漠然とした出国…

北海道の思い出

猛暑が続く日本列島。避暑を求めに旅だった北海道も例外ではなく、連日30℃に達する気温に人々はつらみを感じていました。つらい街、非常に良い。 ラベンダーの香りに背を向けて訪れた函館。この時、道内の天気は最悪と言ってもよく、JR函館では札幌−函館間で…

北の大地と、登山と、お花畑

やってきました北海道! 明るい札幌も見られないままに登山へ出発。交代交代で運転しながらフラフラで到着した十勝岳の天気は何とも微妙で、不安ながらも登り始めることにした。 傾斜はキツいものの比較的登りやすい道で、活火山らしい岩石が特徴的。けれど…

夏の休みよ

夏休みが始まって十日ほどが経ちました。日々の暑さに辟易としているすずきです。夏休みとは言っても、予定を詰め込み過ぎた挙句に休みがない。何かが矛盾している。何がだろう……。 こうして、予定がいっぱいだなんて言うと、「何だ、友達いるじゃん」と勘違…

登山用品店での冷や冷や感

夏ですね。アスファルトの照り返しが強くて苛立っている鈴木です。ようやく試験の波が去ったかと思えば、忍び忍びやって来ていたレポートの山にいつしか囲まれていました。これが海千山千だ!なんていう間違った知識を人前で披露したくて仕方ありません。夏…

「恋文の技術/森見登美彦」 感想

恋文の技術 (ポプラ文庫)(2011/04/06)森見 登美彦商品詳細を見る一年前に購入したものの、読もうと思ったときには何故か姿を消していたこの本。偶然にも学校の図書館に置いてあったので、もう一度手に取ることにしたのです。書簡体小説で、とってもワンダフ…

「〈古典部〉シリーズ/米澤穂信」 感想

氷菓 (角川文庫)(2001/10/31)米澤 穂信商品詳細を見る現在刊行されている〈古典部〉シリーズ五冊を読了した。このうち四冊は京都アニメーションによってアニメ化されており、同アニメを視聴していたためか登場人物のイメージが随分と固まって見えたものだ。…

漢検のすすめ

二ヶ月ほど前、書店で漢検二級の問題集をちらりと覗いて見たところ、震えが止まらなくなった。難易度は「高校卒業程度」。どうやら高校を卒業できていなかった模様。漢字を書くということが少なった現代社会を呪いつつ、申し込みを済ませたのが懐かしい。CM…

プーシキン美術館展/愛知県美術館

行きたい、行きたいと思いつつもなかなか余裕がなく、気付けば期間最終日。悲鳴を上げて美術館へ。ひぇぇぇ〜もう開場は美術館と思えないほどの盛況ぶりだった。画像は当日券を求めて並ぶ列。美術館は元来静かな場所で、言うなれば静謐さに満ちた空間だと思…

いつかしたかった理系の話だウェイ!

工学部だと名乗ると、どうもオタクチックな気が漂う。実際問題、管轄外の学部学科で何が学ばれているかまでは詳細に把握できていない。そうした世界のイメージは世間一般のステレオタイプに準しているか、若しくは自分の作り上げた妄想で成されたものだろう…

「美女と竹林/森見登美彦」 感想

美女と竹林 (光文社文庫)(2010/12/09)森見 登美彦商品詳細を見る美女と…竹林!?登美彦氏のエッセイです。もうわけが分かりません。竹林経営?多角的経営?これは経済の本ですか?いいえ、違います。これは妄想を書いた本です。どこまでが本当で、どこまでが…

「永遠の0/百田尚樹」 感想

永遠の0 (講談社文庫)(2009/07/15)百田 尚樹商品詳細を見る全国のミーハー諸賢はきっとこの本に喰い付いたに違いない。帯に書かれた200万部突破の文字ほど、ミーハー心を揺さぶるものはない。にわかミーハーである自分も、偶然立ち寄ったぶこふ(ブックオフの…

ツイ禁記録

突然に怖くなった。何を恐れたのかを具体的に述べることは困難であるが、その恐ろしさの根源は理解していた。iPhoneからTwitterのアプリを全て消し去ったのはもう一週間前。似たようなアプリが五つほど散在していたのが不思議で仕方なかった。効果はすぐに現…

体の不調

女には向かない職業に(挫折しながら)二週間ほどの時間を費やしたかと思えば、永遠の0に関しては数時間で読み終わるこの差は一体…まさかミーハーであればあるほど…速読に効果が…!まず活字の大きさ、それから改行の多さに驚いた。百田尚樹!なんて読みやすい…

「女には向かない職業/P.D.ジェイムズ」 感想

女には向かない職業 (ハヤカワ・ミステリ文庫)(1987/09)P.D.ジェイムズ商品詳細を見るもうどれくらい前になるんですかね…「灰原哀(名探偵コナン)の元になった女探偵が活躍する推理小説がある」と教えてもらいました。それからというもの、書店を訪れる度にハ…

誰もいないカッフェで緊張するの巻

(前記事の続き)「きっと、うまくいく」を観終わってうろうろしていると、新海誠の新作が上映されてるじゃないですか!新海誠は「秒速5センチメートル」で知られるアニメ監督で、同氏の「ほしのこえ」という短編アニメを初めて観たとき、そのあまりの構成力に…

潮の匂いは鼻につく

今週末は数カ月ぶりの完全フリー。授業もなければバイトもないという、まさに休日と呼べる日がやってきた。折角の休み時に休んでいるのはもったない。インドア志向のアウトドア人間は取り敢えず身支度をして出掛けることにした。家の前に出ると、たまたま駅…

人はピンチに陥るほど笑う

iPhoneをトイレに落としました。トイレに。どのように落ちたのかも分からない。気付くと、iPhoneが水面に浮かんでいました。もしかしたら誰かが紛失したiPhoneが、どういうわけか自分のアパートのトイレに辿り着いたのではないかとも思いました。違いました…

素敵なレインに打たれて

美しい日本語に出会った。雨過天晴もうじき梅雨がやってくる。ジメジメとした鬱陶しい季節が。天気予報を見る度に梅雨前線が目に映るシーンを思い浮かべただけで気が滅入る。雨が嫌いなわけじゃない。あのジトっとした、どこまでも纏わりついてくる奴が苦手…

I have a dream.

黒人解放運動の先頭に立ったキング牧師の有名な演説、私には夢がある。夢に大小があるのなら、自分の夢は明らかに小さいものとして扱われるだろう。もしかしたら嘲笑われるかもしれない。キング牧師のように人前で夢を語らうことなんて自分にはできない。な…