儚さは白

白は始まりの色。

2013-05-01から1ヶ月間の記事一覧

人はピンチに陥るほど笑う

iPhoneをトイレに落としました。トイレに。どのように落ちたのかも分からない。気付くと、iPhoneが水面に浮かんでいました。もしかしたら誰かが紛失したiPhoneが、どういうわけか自分のアパートのトイレに辿り着いたのではないかとも思いました。違いました…

素敵なレインに打たれて

美しい日本語に出会った。雨過天晴もうじき梅雨がやってくる。ジメジメとした鬱陶しい季節が。天気予報を見る度に梅雨前線が目に映るシーンを思い浮かべただけで気が滅入る。雨が嫌いなわけじゃない。あのジトっとした、どこまでも纏わりついてくる奴が苦手…

I have a dream.

黒人解放運動の先頭に立ったキング牧師の有名な演説、私には夢がある。夢に大小があるのなら、自分の夢は明らかに小さいものとして扱われるだろう。もしかしたら嘲笑われるかもしれない。キング牧師のように人前で夢を語らうことなんて自分にはできない。な…

山を舐めるということ

もう半年以上前の話。高校以来の付き合いになる友達と食事をして、「いつか山でも登ろうよ」と話をした。口約束のほとんどが社交辞令になってしまうことは経験上分かっていたけれど、この約束はどこか違う気がしていた。そして先日、その日はやってきた。「…

今年も奴がやって来た

自動車税34,500円。二年連続二回目のご登場です。自動車を購入して、まず自動車取得税と消費税を払う。車検時に自動車重量税を、年に一度の自動車税、ガソリンにすら税金がかかっている。これに加えて、二年に一度の車検や燃料費、保険料にタイヤ等々、出費…

私用メールの業務感

携帯電話を手にしたのは高校に進学したときだった。確かW56Tという機種名で、Winシリーズを示すWの文字が時代を感じさせる(Tは東芝のT)。スマートフォンもまだ普及しておらず、当然アプリなどという言葉も広まっていないそんな中、ワンセグ搭載に目を輝かせ…

美しさは作家さんに任せます

ようやく新学期のリズムにも慣れてきて、時間に余裕が持てるようになってきた。買うばかりで、消費が追いつかなかった本たちにもようやく手をつけ始めることができて一安心。読書をしていると、日本語を母語としているのにも関わらず、まだまだ知らない表現…

都会に感じる居心地の悪さ

もとより人混みが苦手。自分の好きなように動けない不自由さと、向けられているはずのない視線を感じてしまうこの性格が相まって、自然と人の少ない方へ進んでいく傾向がある。おそらく、一人で出歩くことが多いからだろうね。誰かと出歩くなら、注意はその…

つい反応してしまう数字

自分の誕生日の数字にはつい目が止まってしまうね。今日も、地下鉄に乗っているとふと1993年の文字に気付いた。同い年の地下鉄に運んでもらった謎の感慨深さがあった。考えてみれば、自分の周りにあるものは新米ばかり。iPhoneはまだ出会って二年。手帳と財…