嫉妬の色と自分のカラー
「感情はもう枯れた」と僕は冗談交じりによく言う。喜怒哀楽を他人より表に出さないことがその背景だ。
お盆だった。例年よりもゆっくりと過ごした。墓参りや温泉、絵画展などに行った。
枯れたと思っていた感情があった。
笑う、泣く、同情、嫉妬。
人間です。よかった。
嫉妬と言えば、色は緑。アメリカに行ったとき、Green with envy というイディオムを知って覚えた。紫じゃないんだ、緑なんだ。犬の鳴き声がワンでなくBowのように、国が違えば価値観が違うんだ。そうやって感動したことを思い出す。
色彩心理学によれば、嫉妬の色は赤、紫、オレンジらしい。
気分はブルーに限る。