儚さは白

白は始まりの色。

南アルプスに泊まるからこそ寝袋を買おうと思う

 

数日後に試験がある。この試験に落ちるようなことがあれば、来年をまるっと棒に振ることになるので、若干のプレッシャーを感じている。ああ、胸が痛い。PS3を起動し、現実逃避をする毎日だ。

 

試験が終わればすぐ、1週間ほどの余暇を迎える。遅れてやってきた夏休みと言ってもいい。だからといって、「よし、試験の疲れを癒やすために遥か彼方へ出かけよう!」とはならない。試験の準備のために、手が付けられなかったことを片っ端から片付けないといけないのである。ああ、胸の痛みが悪化する自分の姿が目に見える。PS3の起動時間が増えるのかもしれない。

 

それでも、しっかり遊ぶことは大切なことだ。1週間の余暇中に2度の登山を計画することができた。「よく遊び、よく寝る」というのは素晴らしい標語である。

 

山登りをするにあたって、テント泊というのは誰しもが憧れる世界ではないだろうか。「テント泊なんてテントを買えばいいじゃない」などと言うかもしれないが、寝袋だとかマットだとか、何やら色々必要らしい。学生の財布の紐はそこまでゆるくない。少しずつ、少しずつ揃えていけばいいと思っている。

 

予定している計画の1つは南アルプスの小屋泊登山だ。南アルプスの山小屋では「寝袋持参で宿泊費○○○円引」というサービスをしているところが多いらしい。これだ!これを機に先に寝袋だけ買ってしまおう!と思った僕は騙されやすいタイプなのだろうか……。

 

つまるところ、テント泊前のドカンとした出費を抑えるための先行投資である。アメトーーク!の家電芸人スペシャルでチュートリアルの徳井も言っていた。「買いたいときが、買い替えどき!!」と。

 

調べてみると、登山用の寝袋はコンパクトな設計になっているという。確かに、ザックが寝袋だけでパンパンになってしまっては困る。ちなみに寝袋のことをシュラフと呼ぶらしい。どいつもこいつもドイツかぶれである。ダジャレではない。

 

実家にあったシュラフはザックに入りそうな大きさだったが、キャンプ用品として買ったらしくペラッペラだった。やはり、シュラフを買わなければいけない。

 

ナンガ・イスカ・モンベルのメーカーの中から選べば間違いないというので、もう少し悩んでみたいと思う(どうせ店が近いモンベルになる)。