儚さは白

白は始まりの色。

空を見たとき僕は鳥になる


寝ても覚めても胸が痛い。食欲もそれほどない。どうして駄目になっちゃうんだろ。ガラクタだからだろうか。


気付いたら夏は去ってしまった。

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今年はほとんど家にこもっていたから、それほど暑さに苦しめられることはなかった。夏は好きだ。暑いのが嫌いなだけ。

夏の空は蒼い。雲とのコントラストが見事で、太陽にさえ目を瞑れば、その呑み込まれるような蒼さに心奪われてしまう。

僕は空が好きだ。大好きだ。青空も星空も、すべてが愛おしい。いつか書いたかもしれないが、空は誰にでも平等にある。ふと見上げれば、誰もが見ることができる。だから僕は空が好きなんだ。

いつもより蒼いのに、いつもより星が綺麗なのに、空を見上げた人にしかわからない世界がある。僕は空のそんなところも好きだ。

流星群の日にわくわくしたり、沈む夕日を眺めたり、いつも身近にあるはずの空を、僕はいつだって特別に感じる。僕は空が好きだ。

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秋がやって来た。朝は涼しいどころか寒い。今年は紅葉を見に行けるかな。焼き芋ができるかな。本をたくさん読めるかな。春はどきどきするけれど、秋はわくわくする。空の変化と同じように、季節の変化が愛おしい。一瞬一瞬を大切にしたい。