儚さは白

白は始まりの色。

自分の言葉で語るということ


自分の気持ちを持つことって意外と難しい。
自分の気持ちを伝えることはもっと難しい。

でも、最終的には自分の言葉で話さなきゃだめなんだよね。
その人自身が語った台詞は信用できる。
信用できる人を嫌いになれるわけがない。

人と人が関わり合い続ける世の中だからこそ、各々の気持ちというのが大切になってくるんじゃないかな。


結局僕たちは、今を懸命に生きるしかない。
後悔や反省は後を絶たないけれど、頑張るしかないんだ。

震災のとき、「頑張れ」という言葉は無責任だと言った人たちがいた。
語られた言葉の表層がその人のすべてであると思い込んでしまうのは、尚早だと思う。

「頑張れ」の奥にあって、「大丈夫」の後ろにある気持ちを分かろうとしたい。

気持ちを伝える人がいれば、気持ちを受け取る人もいる。
ひとつひとつのやり取りが尊い。

今の気持ちをここに残しておきたい。
「頑張るよ」って。

間違い


何か、とんでもない勘違いをしている気がする。今までの、根本の部分で間違っていたような、そんな気が。

人の気持ちはがらりと変わる。
昨日と今日では違うことだって多々ある。

変わらないものを見ていたつもりが、いつも変わるものを見ていたのかもしれない。
正直、よくわからない。

経験が、なさすぎる。

2円切手が見当たらない


手紙が返ってきた。

切手が2円不足していたらしい。
念のために90円分の切手を貼ったのに、2円に泣くなんて…。増税の煽りを半年遅れで受けてしまった。

Twitterで呟くのをやめてから2週間が経つ。たまに覗いてはいるんだけど、24時間誰かと繋がっていることが怖くなってログインできなくなってしまった。

吐きそうになる日もあるし、すこぶる調子がいい日もある。波は激しいけれど、前よりは幾分かマシになった。Twitterはもうちょっとだけお休みしよう。

たまたま昨日ログインしたら、こんなツイートを見かけた。

【爪を噛んじゃう人拡散】
唇の皮膚を剥いちゃう人や爪を噛んじゃう人は心が不安定で無意識に自傷してるんで気をつけてあげて。周囲からは元気に見られてわかりづらいタイプだけど、内面は繊細で傷つきやすい。爆発も発散も苦手でじっと溜め込みながら壊れていく。

ぐさっときた。気をつけてあげてと言われても、自分が気をつけるしかない。

「溜め込みながら壊れていく」っていうところが、的を得ているなと思った。誰かに悩みを打ち明けるなんてことは今までほとんどしてこなかった。ずっと自分で解決しようとしてきて、本当に何もかもダメになってしまったこともある。

今はグッとギリギリのところで踏ん張れている。考えるのをやめたからかもしれない。

さて、もう一回ポストへ行こうか。

手紙を追って年末は京都へ



先日書いた手紙をポストへ投函した。

言いたいことの3割くらいしか詰め込めてないかもしれない。でも、あの手紙が届かなかったら、きっとどんな言葉も届かない。それだけの気持ちを込められたと思う。自分の中にある気持ちをちゃんと言葉にできたと思う。

年末は京都へ行く。叡山電車が『有頂天家族』仕様になってるらしいから乗らないと。ホテルも予約したし、冬の京都が楽しみだ。

去年の年末は2泊したんだよね。雨と雪と晴れが立て続けにやってきて、過酷な街だと思ったよ。

今年も叡山電車のぽかぽかの座席に座るんだ。
晴れたらいいな。晴れて欲しいな。


最近はでんぱ組を聴いて元気をもらってる。

イエスかノーか半分か


やるしかない。

その言葉にぐっときた。

周りの人が頑張っている。
頑張るって、意外と難しいことだ。
自分では頑張っている実感がなかなか湧かないから。

頑張ってるねって、どこかで見てくれている誰かの言葉を聞いて初めて、頑張っていたんだって思えるのかもしれない。

結果じゃなくて、評価されて初めて。


なかなかうまくいかない。
予定通りに事が進むのは稀。
神様は年始の準備で忙しいらしい。

口約束は立ち消え、流動的に計画は動く。
大学では装置も故障し、実験も進まない。

焦る気持ちを抑えるだけで精一杯だ。

いま、何ができるのだろうか。
動くのが正しいのか、それともただひたすらに待つのが正しいのか。

すべてがYES/NOで決まるわけじゃない。決まらないからこの世界は面白い。

そうやって綺麗事を言えたらいいのにな。

手紙は心を届けるツール


月が昇って、反対の空には夕日が輝いていて、なんだか夢の世界に来てしまったような気がした。

アラビア語の名前の人にLINEでフォローされた。ID検索でしかヒットしないはずなのに。おかしい。

明日は学校で発表がある。ちゃんとできるかな。

色々なことが頭を駆け巡る。駆け巡って、駆け巡って、ぐちゃぐちゃにしてゆく。何を信じればいいのか、何が正解なのか分からなくなる。

文通をしているTちゃんと初めて会ったときのことを忘れないように文を書いていて、その途中でこれは手紙にした方がいいのかもと思い、時間をかけながら気持ちを整理していた。2ヶ月かかってようやく完成した。

メールよりも伝わることは手紙の方が多いかもしれない。それでも全部は伝わらない。けれど、生の字には心が乗るから。心が届くのは手紙だ。届くところに届けば、それでいい。

完成したら少し落ち着いた。それでも考えることはたくさんあって、これからのこととか、今までのこととか。だからね、考えるのをやめることにした。そのときの自分に任せることにしたよ。そしたら胸が少しだけ軽くなった。

正直に生きられたらいいよね。

『日々ロック』を観た


肌にあたる空気は、冬の匂いがする。
夜になると吐く息は白くなり、朝はなかなか布団から出られない。

何度目の冬だろう。
毎年同じようにやって来ているはずの君を、今年も思い出すことができなかった。君は僕をいつも驚かせる。

冬ってこうだったな、と。

今日は学校帰りに『日々ロック』を観て来た。ロックの映画だ。

浅く、易しいストーリーだったかもしれない。ただ、最高だった。

最高だった、この一言が僕の全てだ。

映画はいい。場内の観客と感情を共有できる、今となっては少し古めかしいそのスタイルがたまらなく好きだ。

明日もいい一日になりますように。